蓮村枝履子(はすむらえりこ)
1963年生まれ。
東京都在住。18年間の出版社勤務を経てフリーランスに。
数々の月刊総合女性誌で得た経験をもとにビューティ&ヘルスアドバイザーとして、また、フリーの編集者として活動する。
心身の健康と美の探求、TM瞑想がライフワーク。
夫と息子、猫の4人(?)家族。







季節の変わり目は、お肌の変わり目。これがお肌のターニングポイントになってしまうこともある、というのが前回の話でした。東京ではまだまだ厳しい夏が続くようですが、皆さんのお肌は無事やり過ごしているでしょうか?
お肌のお手入れの基本は当然、洗顔です。これは毎日の習慣ですよね。この毎日のことをきちんとコツコツとするかしないかは、たった数週間の期間ですらその差を生み出します。まして数ヶ月、数年、数十年と年月を重ねていけばその差は歴然とし、本当に大きな結果として返ってくるでしょう。
最近よく感じることですが、今という時代はあまりにも結果を急ぐ傾向が強いですよね。これはもうずいぶん前から言われてきてもいることです。しかし、皆さん知ってはいるけど現実にはなかなかそうはいかないという方が多いのではないでしょうか? 急いで生きるよりもスローライフがカッコイイということを知ってはいても実際にそうする気はない、したいけど無理、というのが本音だったりもします。スキンケアも“即結果思考”で求められ、考えられているものが大半であるように感じます。やたらとすぐに結果を求めようとするのです。これを使えばすぐにきれいになるのか? シミは消えるのか? シワは消えるのか? その声に応えるような即効力、高い効果を謳った化粧品が続々と新発売され、今の美容の概念が作られていったように思います。簡単に言えば「つけてよくするスキンケア」です。特に即効性という面から考えるとお肌に「与える」という方法が主流となるようです。
ずいぶんと前ですが、ある女性がこう言っていました。「本当に効く美容なんて本当はなくて、美容は夢や気分なんですよね」と。この方は10代の頃からニキビなどの肌トラブルに悩み、若い頃からかなりさまざまな美容法を試し続け、それが高じてお仕事でも美容にかかわるようになったという経験をもっていました。うーむ。そうとも言えるかもしれないけれど、しかし、絶対的な本物も必ずあるはず! とその言葉を聞いて思ったのを覚えています。実際に“本物”が多いか少ないかはわかりませんが、わたしにとっての“本物”は確かにありました。それは、「なんとなく良くなったみたい」とか「いい感じがする」といったレベルを超え、明らかなる実感を伴った美容です。その数少ないものの一つが角質層ケアだったのです。
角質層のケアを安全に確実に進めていく方法論を確立しているのはやはり『米澤式健顔』だと思います。私が知るなかで、他にここまで角質について極めた美容法を他に知りません。これまで10年近くかなりディープにアーユルヴェーダを実践してきましたが、そこへ米澤式健顔のケアをプラスすることによって自分自身のブラッシュアップのさらなる仕上げになったように感じています。
角質層ケアは、普段あまり意識されていないものですから、通常たった1回のケアでも顕著な結果を見ることができます。しかし、それはほんの始まりに過ぎず、本当の結果は日を追うごとに大きく表れてくるのです。最初は肌の色が明るくなったり、リフトアップしたりします。これだけでも確実な効果であればすごいことですから大満足です。ところが“本物”はそんな域を軽々と超えてしまうのです。
角質層ケアを真剣に始めて2年くらいの頃でしょうか、目の形と大きさが自分の中ではっきりと変化しました。それは子供の頃に非常に近い状態です。以前、大人になるとなぜこんなふうに顔が変化するのだろう? という疑問をもったことがありました。目が微妙に小さくなり、なんとなく形も変わり、鼻はなんだか厚ぼったく大きくなったような気がするというのは太ったり、老化でたるんだりすることとも違うのではないだろうかと考えるとそれは妙な変化だったのです。年配者に鼻が厚く大きめの人が多いのも不思議でした。世代による骨格なのだろうか? と無理矢理納得しようともしましたが、そんなわけはないのです。
もちろん、答えはすべてお肌に取り残された古い角質の仕業です。目の周りはデリケートですからその分お手入れも難しく、鼻周りは皮脂が最も多いですから汚れが溜まりやすいため変化も大きいということだったのです。しかし、こんな困難な古い角質さえも毎日当たり前にする洗顔法を見直し、それを毎日当たり前に続けていくことで思わぬ成果が出せるのです。
私が知る“本物”はどれも必ず地味で、継続してゆく意志を必要とする側面をもっています。このコツコツと地道に努力しながら「より良い自分を待つ」ということが育むことであり、このようにして得られた結果は揺るぎ無いものとして自分に定着します。これが“本物”から得る本物の結果なのではないでしょうか。
私の『美肌道』はまだまだ続きますが、このコラムは今回で最終回です。これまで読んでくださった方々に心から感謝致します。また、どこかでお会いできるかもしれませんから気が向いたらたまに名前を検索してみてください。
皆様の美肌と幸福を心よりお祈りしつつ・・・。
待ていつか