蓮村枝履子(はすむらえりこ)
1963年生まれ。
東京都在住。18年間の出版社勤務を経てフリーランスに。
数々の月刊総合女性誌で得た経験をもとにビューティ&ヘルスアドバイザーとして、また、フリーの編集者として活動する。
心身の健康と美の探求、TM瞑想がライフワーク。
夫と息子、猫の4人(?)家族。







5月に入ると気になって仕方がない紫外線。
女性の皆さんはお肌を守ろうとUV化粧品を使ったり、帽子や手袋、日傘を準備したりとかなりきちんとされていらっしゃる方が多いと見受けられます。
百貨店の化粧品カウンターなどでもSPF値を競うかのようにかなり紫外線ブロック力が高いとされる日焼け止め用アイテムが並んでいます。
が、しかし。このUV化粧品って実のところ一体どうなの? と疑問を持たれたことはないでしょうか?
SPF値を前面に謳った日常紫外線用のジェルや、UV機能付きファンデーションなどがコスメ市場を席巻し始めようとした十数年前、じゃあ、SPF値が高ければ高い物ほど紫外線からお肌を守ってくれるのだからそれだけあれば良いという理屈になるのではないだろうか?
では、なぜSPF値の低い物が必要なのか? と疑問を持ち、それを某化粧品メーカーのプレス担当者に尋ねてみたことがありました。その時のプレスの方がこう教えてくださったのを覚えています。
「室内やちょっとした外出くらいでしたらSPF値が10くらいのもので充分です。SPF値が高い物はそれだけプロテクト効果が高いので、リゾート地などへお出掛けされるときにお勧めします。ただし、SPF値の高い物ほど紫外線をブロックする反面、お肌に負担もかかるので、日常用にはSPF値がそれ程高くない物をお勧めします。
SPF値が低くても普通に使う分には充分紫外線から守ってくれますよ」
ということでした。
今ではSPF値の高いものは基本的にお肌に負担がかかるということは一般的に知られていることですが、皆さんは普段、どのように使っていらっしゃるのでしょうか。
多分、リゾート地へヴァカンスに出掛けるときや、行楽地で長時間強い日差しにさらされるようなときにいつもよりもSPF値の高いプロテクト化粧品を選んでいらっしゃるのではないでしょうか?そして、より美肌にこだわる一部の女性は日常的にもSPF値が高い物をお使いかもしれません。
そういった傾向が強まったせいなのか、最近のUVアイテムはSPF値50のものが当たり前のように出回り始めているようです。
デイリーユースでもSPF値25、子供用でSPF値20以上と数値がどんどん高くなっているのです!
大切なお肌を守りたいというニーズが引き起こした結果とはいえ、お肌への負担についてのエクスキューズは置き去りにされているような印象を受けるのはわたしだけでしょうか?
SPF値の高いアイテムにはクレンジング剤できちんと落とすようにと表記されている商品も少なくありませんが、何時間もつけていることがすでに負担をかけています。そして、クレンジング剤を使わない子供たちのお肌に取り残された日焼け止めクリームの残骸は一体どうすればよいのでしょうか?
化粧品はご存知の通り石油をはじめとする様々な油を原料としています。
この日焼け止め化粧品にも当然のことながら油が含まれているわけですが、どうやらSPF値が高い物ほど油の含有量が高いものや、特殊な油を使った物も少なくないようなのです。
こういった油をお肌に塗ることで負担をかけると言われています。ここで気になってくるのが「負担って何?」ということです。
プロテクト化粧品と言われるものはお肌に密着し、密封するかのように一枚のヴェールをかけるような働きがあります。
これは本来開いているべき毛穴も塞いでしまうということです。
毛穴が塞がれているということは実は大変なことを引き起こす原因となります。
一番心配なのは皮脂の正常な排出が損なわれるということ。出口を失ってしまった皮脂は毛穴の中に閉じ込められてさらに後から排出されようとする皮脂を塞き止めてしまいます。
この不要な皮脂が、やはり正常に排出されなかった古い角質と絡まり、硬く乾いて毛穴にこびりついていくのです。
毛穴が塞がれてくるとお肌は脂を溜め込んで赤くなり、表面もデコボコとしてきます。
さらにこれが悪化すると皮膚が赤黒く厚ぼったい感じになり、ニキビなどはなかなか治らなくなっていきます。
しかも!
この『負担』だけでは済まされていなかったのです。
日焼け止めに含まれる油によってかえってお肌が焼けてしまい、ダメージを受けるというリスクまであったのです。
どんなに紫外線の強い季節でも、たとえ太陽燦燦の南国へ行こうともつけるべき物はシンプルなパウダリィファンデーションだけ! というのが最良の紫外線対策です。
これは自分自身の体験を通した結論でもあります。
えーっ?
ですよね?この結論に至った体験談は…