プロフィール 蓮村枝履子(はすむらえりこ)

蓮村枝履子(はすむらえりこ)

1963年生まれ。
東京都在住。18年間の出版社勤務を経てフリーランスに。
数々の月刊総合女性誌で得た経験をもとにビューティ&ヘルスアドバイザーとして、また、フリーの編集者として活動する。
心身の健康と美の探求、TM瞑想がライフワーク。
夫と息子、猫の4人(?)家族。

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目からウロコの「The 美肌道」目からウロコの「The 美肌道」第9話 まるでイリュージョン!米澤式健顔最初の奇跡

銀座の並木通りにあるマックスマーラビルの9階のボタンを押して米澤式健顔サロンへ1週間に一度通うことが日常の流れに組み込まれました。
毎週サロンへ行く度に顔が確実に若返るという実感が得られるのですから、こんな夢のようなサロンは他にはないと、迷うことなく吸い込まれるようにせっせと通い続けました。
そして、最初は米澤先生に週一でケアしてもらうだけでいいわ、と思っていたのですが、2〜3週間経った頃にこれは普通のエステティックサロンの感覚で施術者に全てお任せしてしまうようなものではなく、毎日自分でもケアしてこそ本当の効果を得られるものに違いないとやっとわかってきたのです。
そこで早速サロン販売しているマッサージ用のクレンジング剤を買い込みました。この他に健顔用の洗顔クリームや化粧水、乳液などもあるのですが、手持ちのものがまだたくさんあり、そちらを使っていても構わないということだったのでまずは毎日の角質層ケアをするためのクレンジング剤からスタートしてみたのでした。

健顔を受けにサロンへ行った際にお願いするとスタッフの方が自宅でもセルフケアができるように鏡の前に一緒に立って手の使い方を教えてくれます。
米澤式健顔では、え!? こんなにですか? と驚かずにはいられないほどお肌を優しく扱うように指導します。
この力を入れない超優しいお手入れに慣れないうちは多少難しさも感じますが、サロンの方に言われたマッサージ時間や手の動かし方を守ろうとさえしていればなんとかなるようです。
一週間ほど自宅でケアを続けているうちに、これは化粧水も健顔用にしたほうが良いな、と感じて購入。洗顔クリームも使っている物がなくなったら切り替えることにしました。
これは、サロンへ行く度に米澤先生がお話ししてくださる古い角質についての構造や現象を、毎日の自宅健顔でリアルに体験しながら納得し、自然に辿り着いた結論でした。

こうして毎晩の米澤式健顔を自宅で始めて2カ月くらい経ったある夜のことです。

いつものように7分から10分くらいのクレンジングマッサージとダブル洗顔を終えて、鏡の前で入滴という手のひらを顔に合わせながら化粧水を毛穴の奥へと入れ込んでいく仕上げのケアをしていた時のことです。
化粧水をつけて肌にしっとり感を覚え始めた頃でした、突然、まるで向い側から誰かが両頬をむんずと掴んできて、ンッギュ〜〜〜ッとつまみ上げているとしか思えないような感覚が顔に起こったのです!
え、え!? と声を上げて思わず目を凝らすと信じられないことに鏡の中の顔がめきめきとリフトアップしていくのです! 
ひえー! そんな馬鹿な?! と驚いているその間も顔にはキュ〜〜〜ッ、キュ〜〜〜ッ、キュ〜〜〜ッとつまみ上げられ続けているような強烈な感覚が続いています。
「うぉー!!! うそー! ちょ、ちょっとぉーーーっっっ!!!」と叫びまくる声に驚いた主人が思わず駆けつけて来ました。「一体どうしたの? そんな声を出して?」鏡の前に座って叫ぶ様子を怪訝そうな顔で見ています。
「か、顔が。顔がキュ〜〜〜ッてつまみ上げられたみたいになって…」と言いながら鏡を見るとお肌がキュッとリフトアップして明らかに引き締まり、突如グンと若返っていたのです。「!!!」
「ねえ、顔、若返っていない!?」
目を丸くして真剣そのもののわたしでしたが、この唐突で馬鹿げているとしか思えないような叫びに主人は呆れ顔で少しムッとした様子でした。そして「そんなことわからないよ、僕には」と静かに言い残してちゃらりと去って行ってしまいした。
無理もなかろう。だって有り得ないようなことが起こったのですから。
それからしばらく改めて一人鏡の前に座りながらしげしげと自分の顔を見つめてみました。
ジーッ。
頬がもっと若かった頃のようにキュッと上がり、放齢線が目立たなくなって、小鼻の脇に広がっていた毛穴の開きがいつの間にか消えています。
輪郭もシャープになり、小鼻がすっきりと小さくなり、鼻筋が通ってきています。
気のせいではない。
自分にとってはっきりとわかる明確な変化が起こっていたのです!
いくらお化粧を工夫しても、ヘアスタイルを変えても、お洋服に気を遣っても“若作り”という印象が拭えきれなくなってきていた今日この頃だったのに、忍び寄る影のような顔の加齢現象が一気に吹き飛ばされたようでした。
これはすごい! すごいぞ!! やるぞー!!! おー!!!!! と、一人鏡の前で盛り上がりまくりましたよ。そりゃ。

ちなみに、それから2カ月後、毎晩健顔に没頭するわたしをやや呆れて見ていたはずの夫がぽつりとこう言ったのです。

「君、去年よりも今の方がずっと若く見えるんだよ」

待ていつか

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