蓮村枝履子(はすむらえりこ)
1963年生まれ。
東京都在住。18年間の出版社勤務を経てフリーランスに。
数々の月刊総合女性誌で得た経験をもとにビューティ&ヘルスアドバイザーとして、また、フリーの編集者として活動する。
心身の健康と美の探求、TM瞑想がライフワーク。
夫と息子、猫の4人(?)家族。







「きっかけ」という言葉があります。
これはご存知の通り、物事を始めるはずみとなるようなことを指し示すものですが、
この言葉の中には「気勢」という意味も含まれております。簡単に言えば勢い。
意気込んだ気持ちという意味もあります。自分の美肌にこだわり始めたきっかけを
一つ思い出してみても…なるほど、確かに意気込んだ気持ちが芽生え、
はずみがついた瞬間でありました。言葉というものはよくできているものだと
妙に感心してしまうわけです。きっかけがあって始めることは、
ただ何かを始めることとは違うのです。
今日から始まるこの「目からウロコのThe美肌道」もさまざまな
きっかけを経てスタートへと至ったものです。
このブログも、読んでくださる方々に楽しんでもらいつつ、
美しい素肌を求める人の本気の美肌道が始まるきっかけと
なれば幸いです。そして、日本中にきれいで若々しい素肌の
喜びが溢れますように!
というわけで、今回は肌の美しさの価値を目の当たりにした
体験談をひとつ。
雑誌編集の仕事をしていた頃、美容の特集ページで読者モデルがプロのヘア&メイクアップアーティストの方に変身させてもらうという企画を担当しました。この手の企画は人気が高く、雑誌ではよくあるページでもあります。
このとき初めて一緒に仕事をすることになったヘアメイクの方は、美しい肌づくりに定評があり、独自のメイクセンスを主張するよりも、メイクを施す女性が本来もつ美しさや魅力を引き出すというスタイルを貫いていると言われる方でした。
当日スタジオに集合し、早速読者モデルのメイクが始まりました。ところがこれがなかなか終わらないのです。
ヘアメイクさんは十数本ものさまざまなメイク用ブラシを並べて、まるで絵の具のパレットのように微妙に調整された何色もの肌色のリキッドファンデーションをほんの少しずつ細い筆に取りながら肌に小さく色を載せていくという途方もない作業を延々と続けています。この後次々と読者モデルがやって来るのにタイムスケジュールは最初から押せ押せに。
うーむ、これは困ったと振り返ったそのときでした。
先程おはようございますと言ってスタジオに入って来た読者モデルの方が驚きの変身を遂げていたのです!
とにかくまったく違うのです。これはなんなのかしらとじーっと観察してみると…
うまく言えないのですが、女性としての格がぐんと上がったとでも言いましょうか、上品でノーブルなオーラがお顔から思いっきり放たれているかのようでした。でもご本人がもつ印象はそのままで、顔をメイクで変えたという感じではありません。
まさに顔のトランスフォーム! こんなにきれいなナチュラルメイクを見たことはない!
「すごい!完成ですね!」と喜ぶ私。
しかし、メイクさんは困惑した表情で
「あの…まだベースだけなんですけど」とおっしゃる。
え、ええっ!? この変身ぶりでベースだけ!?
この長時間でベースだけ!?
衝撃でした。かかった時間はともかく、アイメイクもなにもせずにこんなにきれいに変貌を遂げるなんて。
確かに肌の色むらを自然に均一に整えて健康的な血色を演出し、かつ、軽やかで透明感のある見事なベースの仕上がりでしたが、しかし、
本当に肌のメイクのみなのです。それだけでこんなにも素敵に変身するとは!
これはまさに目からウロコの瞬間でありました。それまでの私はアイメイクや
眉の形などこそがきれいの決め手なのだと信じていたのですから。
このとき「色白は七難隠す」というのは本当だったのだと腑に落ち、そして同時に、
数年前に一度だけ体験した「米澤式健顔」のことを思い出したのでした。